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2017年医学部定員:158人増、国立大1校、私立大4校、新設1校

2016/11/11

 2017年も医学部の定員が対前年158人に増加される。すでに文科省から公表された、国立大1校と私立大4校の地域枠による増員18人と、新設される国際医療福祉大医学部の入学定員140人。医学部増員は10年連続となる、と河合塾「Kei-Net」の情報をベースにリセマム(11/11)が報じた。それによれば、地域枠は国策に基づき2010年度から実施されている医学科増員の3つの枠組みの1つで、都道府県が地域医療再生計画に基づく奨学金を設け、大学が地域医療を担う意思を持つものを選抜する。2017年度に地域枠で増員を行うのは、長崎大2人、埼玉医科大1人、順天堂大7人、日本医科大2人、川崎医科大6人。 

 なお、今回の地域枠での増員は過去の増員と同様、2019年度までの期限つきの増員となっている。国際医療福祉大の医学部新設は、国家戦略特区「国際医療学園都市構想」の一環として行われるもの。成田看護学部・成田保健医療学部がある成田キャンパスにて開設され、大多数の科目で英語による授業を実施するなど、世界水準の医学教育が特長。国際医療福祉大の入学定員140人のうち20人は、留学生枠となっている。

 

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