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苫小牧駒沢大:2018年京都育英館に移管、校名変更し看護学部設置も

2017/01/28

 学校法人駒沢大学(東京、須川法昭理事長)は127日、苫小牧市錦岡で運営する苫小牧駒沢大学を学校法人京都育英館(京都市、松尾英孝理事長)に20184月、経営移管する方針を正式に発表した。これを報じた苫小牧民報(1/28)によれば、移管は入学者減少に伴う大学経営の悪化が背景にある。京都育英館は移管後、校名を変更して4年制大学を維持。現在の国際文化学部を存続させながら、看護学部など新たな学部や学科の増設を検討する。

 27日夕、苫小牧駒沢大で開かれた記者会見で、須川理事長は「苫小牧駒沢大が法人全体の経営を圧迫する状態で、継続が難しくなった」と説明。大学を手放す判断について「断腸の思い」とし、学生確保に苦戦した理由について「道内全体の18歳未満の人口減少に加え、札幌から離れている立地も影響した」と述べた。駒大苫小牧高校は学校法人駒沢大学が引き続き運営し、「苫小牧の高等教育のため、精いっぱい努力していきたい」と強調した。苫小牧駒沢大の設置法人変更は3月に文科省へ申請し、6月ごろに認可される見通しという。

 

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