2017/09/21
福知山公立大は、2021年度に、工学系や保健福祉系などの新学部を創設する構想案を9月20日、明らかにした。これを報じた京都新聞(9/21)によれば、現在は地域経営学部のみだが、府北部唯一の4年制大学として、学生の選択肢を広げていく考えだ。同日、公立大と、隣接地で来秋から講義を開始する京都工芸繊維大の将来像を計画するために開かれた「知の拠点整備構想検討委員会」の初会合で、井口和起・福知山公立大学長が示した。
構想案では、学生数が約650人に増える同年度に、高齢者らの生活に役立つ情報通信技術を開発する工学系のほか、看護や介護福祉の人材を育成する保健福祉系、外国語教育が中心の国際文化系の学部創設を検討。12月に構想を取りまとめる予定で、井口学長は「地域課題に応えることが極めて重要。いろいろな案があり、意見を伺いたい」と述べた。同委員会は昨春に開学した公立大の定員増への対応や、工繊大との連携強化などを狙いに福知山市が設置した。