2018/07/30
茨城大は、農学部附属国際フィールド農学センターの発足を記念し、7月26日、海外の研究者も招き、開所式と記念シンポジウムを開催した。同大の国際フィールド農学センターは、従来の附属フィールドサイエンス教育研究センターを改組して2018年4月に発足。田畑や果樹園、牛舎、食品加工室などを備えていた同センターでは、農学部の附属農場として学生の実習や教員の実験などを展開している。
一方、農業や食をめぐっては、国際競争の激化、HACCP(ハサップ)やGAP(ギャップ)等の国際認証の広がり、AI等を駆使したスマートアグリといった高度化・国際化への対応が、農業産出額全国2位の茨城県においても大きな課題に。このため、同大農学部は、2017年4月に学部改組を行い、世界と地域で活躍する実務型農学系人材の育成を目標に掲げた教育活動をスタート。農場についても、国際水準のGAPに対応した教育・研究を可能とする環境の整備を進め、今年の秋にはGAP認証を受ける見込みだ。