2019/07/02
日本でTOEICを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は7月2日、大学入試英語成績提供システムへの参加申し込みを取り下げると発表した。また、文科省(大臣会見)と大学入試センター(ホームページ)からも、TOEICの共通テストからの撤退が報じられた。これによって、参加検定試験は7種6団体となった。
TOEICのテストでは、リスニングとリーディング、スピーキングとライティングの試験をパソコンも使用して2日間で行う。大学入試センターは、これらを1日で実施するよう求め、経済的・社会的な弱者の立場を考慮して、受験料引き下げの検討や、テスト会場を全国に設けることなども要望。しかし、TOEICでは検討した結果、「責任を持って対応を進めることが困難と判断した」としている。